書籍『なぜ生きる』とは
平成13年4月に発刊した『なぜ生きる』(1万年堂出版)は、20年たつ今もなお、多くの読者に読まれるロングセラーです。
平成28年には映画「なぜ生きる」が劇場公開され、29週連続上映の大ヒットを記録しました。
そして平成31年4月、『月刊なぜ生きる』を創刊。毎月、身近な話題を読者に届けています。
シリーズ100万部突破の、書籍『なぜ生きる』をご紹介いたします。
『なぜ生きる』内容紹介
こんな毎日のくり返しに、どんな意味があるのだろう?
忙しい毎日の中で、ふと、「何のために頑張っているのだろう」と思うことはありませんか。
幸福とは? 人生とは? 誰もが1度は抱く疑問に、精神科医と哲学者の異色のコンビが答えます。
第一部では、臓器移植、延命治療、自殺、キレる子供たちなどの直面する問題や、文学者や思想家の人生論を掘り下げるだけでなく、宇多田ヒカル、B’zらの言葉を引用しながら生きる理由を探ります。
第二部では、親鸞研究に取り組んできた著者が、親鸞の“なぜ生きるか”の解答に焦点を絞り、『教行信証』『歎異抄』を読み込むことを通して、古今東西、変わらぬ「人生の目的」を明らかにします。
心を揺り動かす『なぜ生きる』の言葉
生きる力は、どこから湧いてくるのか
生きる目的がハッキリすれば、勉強も仕事も健康管理もこのためだ、とすべての行為が意味を持ち、心から充実した人生になるでしょう。病気がつらくても、人間関係に落ち込んでも、競争に敗れても、「大目的を果たすため、乗り越えなければ!」と“生きる力”が湧いてくるのです。(一部1章より)
家康とゲーテの嘆き
天下を取り、征夷大将軍にのぼりつめた家康でも、「重荷を負うて、遠き道を行くがごとし」とみずからの一生を述懐する。死ぬまで、苦悩という重荷はおろせなかったというのである。無類の楽天家ゲーテでさえ、「結局、私の生活は苦痛と重荷にすぎなかったし、75年の全生涯において、真に幸福であったのは4週間とはなかった」と嘆く。(二部2章より)
夏目漱石、芥川龍之介の苦悩
自由奔放に生きたといわれる女流作家の林芙美子も、「花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき」と言いのこし、夏目漱石は、「人間は生きて苦しむ為めの動物かも知れない」と妻への手紙に書いている。「人生は地獄よりも地獄的である」と言ったのは芥川龍之介である(『侏儒の言葉』)。
これらの愁嘆を聞くまでもなく、「人生は苦なり」の、2600年前の釈迦の金言に、みなうなずいているのではなかろうか。(二部2章より)
生きる目的は、金でもなければ財でもない
なぜ生きる。
人生の目的は何か。
親鸞聖人の答えは、簡潔で明快だ。
「生きる目的は、金でもなければ財でもない。名誉でもなければ地位でもない。人生苦悩の根元を断ち切られ、“よくぞ人間に生まれたものぞ”と生命の歓喜を得て、未来永遠の幸福に生きること」である。(あとがき より)
『なぜ生きる2』内容紹介
『なぜ生きる』の読者から 最も多く寄せられた問いに答える
「こんな毎日の繰り返しに、どんな意味があるのだろう?」
「苦しくとも、生きねばならぬ、理由は何か」
誰もが一度は抱く疑問でありながら、答えが見つからず、あきらめている人が多いのではないでしょうか。
平成13年発売の『なぜ生きる』は、まずこの疑問に、学生や主婦・社会人が直面する現実や、医学・文学・音楽・芸術・哲学に関わる人々の言葉を分析することによって「生と死」を見つめました。そして、釈迦・親鸞聖人の言葉で解答を導き出しました。
「どんなに苦しくとも、人生の目的を果たすまでは生き抜きなさいよ。苦しみの波が絶えない人生を、楽しく渡す大船があるのだから」
という親鸞聖人のメッセージは、実に多くの読者に、生きる勇気を与えてきました。
しかし、このような人生の大問題は、1冊の本で語り尽くせるものではありません。『なぜ生きる』の読者からは、真剣な問いが、続々と寄せられています。前向きに生きようとする読者の問いに答えるため、満を持して発刊する続編が、本書『なぜ生きる2』です。
テーマは「どうすれば、親鸞聖人のように、大悲の願船に乗れるのか」。
生きる苦しみは、人によって様々ですが、この本の中には、人生の苦悩の根元を解決するヒントがあふれています。
また、親鸞聖人の教えを学ぶ人にとっても、これまで聞いてきた誤解、曲解が正され、新たな発見の多い書になるでしょう。
読者からのお手紙を紹介します
「定年退職」を迎えると、不安や迷い、モヤモヤが……。そんな時に元気を与えてくれる
大分県 66歳・女性
定年退職後、パートに出ていて、自分のゴールはどうあったらよいか、考えるようになり、不安な毎日を送っていました。でも、この本と出会い、迷っていた私の心を開いてくれました。大切に、何回も読みたいと思います。
埼玉県 60歳・男性
組織人としての人生の最終章で、この本との出会い、目からうろこ、と申しますか……!わが人生の再出発(二度目の青年を目指して)の必読書となりうる本である!
愛知県 60歳・男性
定年退職し、なんとなく家庭では粗大ゴミ扱いになっている。モヤモヤしていた時に、この本を読み、スッキリした気持ちになりました。
京都府 62歳・女性
主人のリタイアで、二人して、たそがれていました。私は、それまでの趣味や、友人との付き合いで、毎日出かけていましたが、主人を見ていると、何もすることがないようです。とても理解できず、そのうち、「これが生活? 何もない、これが?」と、むなしくなりました。新聞広告で、この本『なぜ生きる』の題名を見た瞬間、「読もう!」と決めました。今、毎日、何度も読んでいます。私の生活感も変わるかな~、と期待して。友人、姉にも贈りました。
山口県 62歳・男性
定年退職して二年余りが過ぎたある日、ふと自問したのであります。自分
は何のために生きているのか? また、社会に対して、何の役に立っているのだろう?
自分の人生に自信をなくしていた時、この本を購入しました。一回、二回と読んでいると、心も穏やかになりました。これからの人生に役立つと、確信しております。
「なぜ生きているの?」「生きる意味って?」と聞かれて答えられない自分を知りました
東京都 41歳・男性
高校受験をひかえている長男から父親である私に、「お父さんはなぜ生きているの?」「生きる意味ってなに?」と、手紙の中で問いかけられました。「ボクを助けてください」って……。
長男に問われた答えを探すべく、この本に出会いました。思春期の長男の問いにどう説明すればよいか、私自身、難しい問いに頭を抱えております。
生きることについて、さまざまな視点から読ませていただいております。
千葉県 52歳・男性
「なぜ生きる?」「人生の目的は?」と聞かれても、答えることができない自分を知った。
今までは、家族、子供のためと仕事をしてきた。
子供も成人し、これからは夫婦のため、自分のためと思っていたが、ただそれだけかと聞かれると、答えにつまる。
人生の目的を探そうという気になっている。
京都府 55歳・女性
毎日ダラダラ、なんとなく過ごし、すぐに他人と比較して、「私はなんて不幸なんだろう」「何のために生まれてきたんだろう」と考えていました。だけど、この本を読んで、少し気持ちが軽くなりました。何度もくりかえし読みたいです。
青森県 60歳・女性
毎日を、ただ忙しく、無我夢中で生活しているうちに還暦を迎え、「これから、どのようにしていけば、悔いのない残りの人生を過ごすことができるだろう」と思っていた矢先に、この本にめぐり会いました。
共感すること、反省することが多く、今後この本を教科書として、残りの人生を有意義に暮らしていきたいと思います。
広島県 53歳・女性
一人息子も成長し結婚、夫婦二人と年老いた母の三人暮らしの生活の中で、これから何を目的に生きていけばよいのか、悶々とする毎日でした。この本を読んで、何か、心のつかえが取れたような気がします。
埼玉県 53歳・男性
恥ずかしい話ですが、この年齢になるまで、その時その時の目標らしきものは、ある程度は考えてきましたが、真の人生の目的などということは、考えてもみませんでした。この本の広告を見てハッとしました。
本書を読んで、自分の人生の方向性が見えてきた気がします。悩める人が多いこの時代にこそ、世の中の人々が最も真剣に考えなければならないテーマではないでしょうか。現代の世相を救う本だと思います。何かの時に、他人にすすめてもよいと思い、もう一冊購入いたしました。
病気の不安、孤独な心に届く
新潟県 65歳・女性
私は、ガンをわずらい、病院へ月一回通っています。そんなおり、この本に出会いました。本を読んでいるうちに生きる勇気がわいてきました。
富山県 49歳・女性
病気になり、死を身近に感じ、こんなに痛い思いまでして、なぜ生きるのか、と思い続けていました。この本を読んで、すごく感動し、心の雲が晴れた思いです。今残された人生を、どう過ごすか、明るい道が開けた思いです。
兵庫県 57歳・男性
人間関係で落ち込み、ストレスで病気になり、つらい思いをしましたが、本書を読み、病気に打ち勝ち、本当の意味での生きる力がわいてきました。何事にも負けない、くじけない元気、力がつきました。
福岡県 79歳・女性
私は、入退院を繰り返し、ビクビクしながら生きてきました。しかし、本書を二回読み終えたら、「ヨッシャ、生きるぞ。生きてやる!」と思いました。
神奈川県 53歳・男性
私は五回も大病しました。「なぜ生きなければいけない
のか?」と疑問に思っていた時に、この本を見つけました。
ものすごい衝撃が走りました。ほとんど自分に当てはまるこ
とばかり! 生きる勇気、元気が出ました。
大分県 70歳・男性
入院生活も三年になり、自らの年齢を考えると、社会復帰も不可能かと思い、自殺も考えました。新聞にて、この本の存在を知り、求めて読んだところ、私のいちばん解決を必要とした答えがあり、明るく強く生きる希望を持てるようになりました。