Q戦争や災害の報道は、子どもの心に、悪影響を与えないでしょうか?

◆今回の質問
テレビをつけると、暗いニュースばかりです。新型コロナウイルスへの不安で疲れきっていたのに、今度は戦争が始まりました。爆撃で破壊された学校や病院の映像、負傷して泣いている女性や子どもの姿が、毎日のようにテレビに映ります。一緒に住んでいる小学生と保育園児の孫も、不安そうにテレビを見て、「こわい」と言ったり、泣いたりします。孫たちの心の成長に、悪い影響きょうを与えるのではないかと、心配になってきました。どのように気をつけていけばいいでしょうか。(東京都 70代・男性)

子どもが不安を訴えたり、
心配な反応が出たりする時は、
心のダメージを避ける工夫を

この令和の時代に、まるで時計の針を巻き戻したかのように、残虐な戦争が起こり、連日その報道を目にすることになろうとは、多くの人は思ってもいなかったのではないでしょうか。

日々、激しい爆撃や攻撃にさらされているウクライナの人々の生命と健康が、気遣われてなりません。

同時に、その報道を連日、目にする私たちにとっても、そのダメージは決して少なくないことが懸念されています。

子どもたちの中にも、「夜こわくてねむれない」「お母さんお父さんが死んだらどうしよう」「自分の家にもミサイルが飛んでくるんじゃないか」という不安を訴える例が増えてきています。

今回のような戦争に限らず、災害に遭ったり、災害の報道を繰り返し見聞きしたりした子どもには、次のような反応が出ることが知られています。

●元気がなくなる。腹痛、頭痛などを訴える。

●赤ちゃん返りする。( 抱っこをせがんだり、甘えたりする)

●独りでいることを怖がったり、親のそばを離れなくなったりする。

●夜泣きが増える。ちょっとした物音でびくっと目を覚ましたり、眠れなくなったりする。

●ちょっとしたことで泣くようになる。

●怒りっぽくなる。感情の浮き沈みが激しくなる。

●無表情になる。

●勉強などの集中力が落ちる。ぼーっとしている。

以上のような様子が見られた時には、災害やその報道の影響が関係しているかもしれないと考えてみることが必要ではないかと思います。

(『月刊なぜ生きる』令和4年6月号より)

続きは本誌をごらんください。

『月刊なぜ生きる』令和4年6月号
価格 600円(税込)