【新連載】歎異抄の旅

なぜ、親鸞聖人(しんらんしょうにん)は、
わずか9歳で出家されたのか

レポーター 木村耕一

俳優の石坂浩二さんに会いに行ったことがあります。

映画プロデューサーが、
劇場版アニメ「歎異抄(たんにしょう)をひらく」
への出演を依頼する時に同行したのでした。

(アニメ映画「歎異抄をひらく」より)

石坂さんは、親鸞聖人(しんらんしょうにん)役
を快諾!

台本を読んでから、
石坂さんの口から出た言葉に驚きました。

「この映画は、
 親鸞聖人の60歳以降のドラマだから、
 セリフも穏やかなものばかりですね。

 しかし、親鸞聖人ほど
 波瀾万丈の生涯を送られた方はない。

 穏やかなセリフの奥に、
 それまでの60年間の、
 想像以上のご苦労がある。

 その思いを込こめて演じたい」

さすが博識な石坂浩二さん。

アニメ映画の親鸞聖人役の演技が、
多くの人々に感動を与えている理由の一端が、
ここにあるように思います。

私たちも、
親鸞聖人は、どのような生涯を送られた方なのか、
よく知ったうえで、
映画「歎異抄をひらく」を見たり、
古典『歎異抄』を読んだりすると、
より深く理解できるようになるはずです。

今月から、各地の旧跡を旅しながら、
親鸞聖人90年のご苦労をたどってみましょう。

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京都・東山の青蓮院へ

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  ( 京都・青蓮院の庭園にある
  幼き日の親鸞聖人像 )

親鸞聖人の生涯を語る時、
まず最初の驚きは、
わずか9歳で出家されたことです。

「出家得度(しゅっけとくど)」ともいいます。

「出家」とは「家を出る」と書くように、
家族とも親族とも別れ、世間との縁を絶って、
たった独りで仏道修行の道へ入ることです。

「得度」とは、戒律を授かり、髪をそって、
僧侶になることです。

親鸞聖人は9歳で、
比叡山延暦寺の僧となられたのでした。

なぜ、わずか9歳で、そんな孤独で
厳しい道へ進まれたのでしょうか。

仏教に関心があったとしても、
修行をするのは大人になってからでも
いいのではないでしょうか。

まず、この疑問を晴らすために、
京都へ向かいました。

(・・・本誌につづく)

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