中仕切り
人生の折り返し

先日、編集部に、1月号の中仕切り『なみうちぎわ三ちょうめのアサリ』を読んだという読者からの葉書が届いた。読者は78歳になる現役の着付け教室の講師をしている女性で、その話が実に興ある内容なので、ここに紹介しようと思う。

「自分はアサリの味噌汁を作るおり、アサリを水の状態から鍋に入れて、長く“苦痛”を与えるか、それとも、ぐつぐつ煮立った中に入れて、アサリの苦痛を一瞬のうちにすませてやるのかと考えてしまう。それが大人の理屈ではなく、まるで純真な子供のアサリに対する憐れみなのだ。無論『なみうちぎわ三ちょうめのアサリ』の話はそういう内容ではないのだが、妙に心を打たれた」という内容のものだった。

実は、今月号の中仕切りは違う話を用意していたのだが、この葉書の話に接してふと、私が2年半前に何故、「中仕切り・人生の折り返し」を書こうと思ったのか、その時の気持ちに立ち返ってみようと思うことだった。

(『月刊なぜ生きる』令和6年3月号より)

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『月刊なぜ生きる』令和6年3月号
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