Q大災害に見舞われた時の、心のケアについて教えてください
A能登半島地震 子どもの心のケアはこれからが大切です
地元で大きな地震がありました。自宅は幸い無事だったのですが、今まで経験したことのないような揺れで、10歳の娘はそれ以来一人で留守番ができなくなり、親と離れるのを怖がるようになりました。また、5歳の息子も、スーパーなどの大きな建物の中に入ることを怖がり、「早く出よう」と言います。災害時の心のケアについて必要なことを教えてください。
能登半島地震 子どもの心のケアはこれからが大切です
今年の元日に起こった地震では、能登半島を中心に、日本海側最大級といわれる大きな揺れと津波に襲われました。被害に遭われた方には、心よりお見舞いを申し上げます。
必要なインフラの復旧、食料や生活必需品の調達とともに、必要になってくるのが、心のケアです。大人でさえ、大変な恐怖感に襲われたのですから、子どもたちの不安や恐怖は計り知れません。そのうえ、子どもたちは、なかなか自分のつらさを言葉にして表現することができません。その結果、何カ月、さらには何年もしてから、その時のトラウマ*が表面化してくるということがあるのです。
地震からすでに2カ月あまりたとうとしていますが、しかし心のケアはむしろこれからが本番といえるかもしれません。このような大きな災害に見舞われた時の子どもの心のケアについて話をしたいと思います。
少しでも安心感を与える
子どもに分かる言葉で状況を説明する
まず第一に、このような災害時の心のケアのために、何より大切なのは、「安心・安全」という感覚です。子どもが不安がったり、おびえたりした時には、抱きしめたり、そばにいたりするようにして、少しでも安心感を与えてほしいと思います。
*トラウマ……精神的な外傷、災害など強い衝撃でもたらされ、体と心に影響を与え続ける心のけがのこと
(『月刊なぜ生きる』令和6年3月号より)
続きは本誌をごらんください。
『月刊なぜ生きる』令和6年3月号
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