サンプレイの生涯元気塾
高血圧には、薬より、まず運動!
【実践編】いすを使ったあんしん運動

運動をすると血圧が下がる

運動は、高血圧の予防と治療にも効果があります。

年を取ると血圧が高くなるのは当たり前と思われるかもしれませんが、心臓病や脳卒中になる危険性も高くなるので、見過ごすわけにはいきません。高血圧の怖いところは、糖尿病などと同じように、ある程度病気が進まないと、自覚症状が出てこないことです。

高血圧の治療には、血圧を下げる降圧剤を用いますが、薬は原因そのものを取り除くものではありません。薬にばかり頼らず、ふだんの生活習慣を見直すことも大切です。特に注意してほしいのが食生活と運動です。

ここでは、運動に絞って話を進めることにしましょう。

以前、福岡大学の荒川規矩男(あらかわ きくお)名誉教授らが、運動と血圧の関係を調査したことがあります。高血圧症の人を運動するグループと運動しないグループに分けて、10週間にわたって血圧の数値の推移を調べたところ、運動するグループのほうが血圧が下がったことが分かりました。

また、ペンシルベニア大学の卒業生への追跡調査によると、大学時代に激しいスポーツをしていた人は、長期にわたって高血圧になりにくいという結果も出ています。このような調査結果は、各地の医療機関からもさまざまなかたちで発表されています。

初期段階の高血圧なら、薬よりもまず運動というのが、現代の予防医学の常識です。もしも、定期健診などで、医師に血圧が少し高めだと注意された方は、医師に相談のうえ、運動療法を始めるようにしてはいかがでしょうか。このコーナーで紹介する筋力運動は、手軽に実行できて安全なものなので、これまであまり運動したことのない人でも気負わず始められます。実際、私が指導している埼玉県三郷市の「シルバー元気塾」でも確かな成果を上げています。

(『月刊なぜ生きる』令和4年10月号より一部抜粋)


サンプレイの生涯元気塾

トレーニングセンター「サンプレイ」会長・宮畑豊さん
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