大切な財産を、しっかり守るには

人生の後半を迎えると、人生の終着点がおぼろげながら見えてきます。そして、残された時間が日ごとに減っていくことに気づきます。今まで人生についてそれほど深く考えてこなかった人も、これまでの人生を振り返るとともに、これからどのように老い、そして、どのように死んでいくかを考えざるをえなくなってくるのです。

今は、仕事をして、趣味を楽しみ、地域の役員やボランティアの活動もして、ある程度充実した毎日を送っています。しかし、健康寿命の平均は74歳といわれるように、少しずつ体が不自由になっていきます。やがて、外出も難しくなり、身の回りのことも自分でできなくなってしまい、そうなると、他人の助けが必要になります。今は自分で銀行へ行ってお金を下ろしたり、振り込んだりできていますが、体が衰えると誰かに頼まなければなりません。そのような場合に、どうしようと考えておられますか。

どんな人も、少しずつ認知機能が衰えていく

皆さんには、これまで一生懸命働いて蓄えられた大切な財産があると思います。銀行預金、株式や投資信託、保険、自宅の土地建物や所有する賃貸マンション、自動車、美術品などがあります。最近では電子マネーや暗号資産(仮想通貨)などのデジタル資産も含まれます。

このような財産を今後の生活のために、しっかりと守らなければなりませんが、世の中にはさまざまな危険があふれています。振り込め詐欺は、どんどん新しい手口を使ってきます。必要ないのに家のリフォームの契約をさせられることもあります。テレビショッピングを見て、思わず買ってしまった商品が家の中にあふれているというケースもよく聞く話です。子どもや孫が勝手に財産を使ってしまうということも時々あります。

どんな人も、少しずつ認知機能が衰えていきますが、自分では「大丈夫。オレはまだしっかりしている」と思い続けている人がほとんどですので、とても危険な状態にあるといえます。被害を防ぐ方法としてどのようなものがあるでしょうか。

(『月刊なぜ生きる』令和5年1月号より)

続きは本誌をごらんください。

『月刊なぜ生きる』
バックナンバー

『月刊なぜ生きる』のバックナンバーをご希望の方は、恐れ入りますが、お電話にてお問い合わせください。

注文受付センター0120-975-732(平日:午前9時〜午後6時、土曜:午前9時~12時)

お問い合わせフォーム 販売元「思いやりブックス」

リニューアル案内


『月刊なぜ生きる』は令和6年4月号から『月刊 人生の目的』として新たにスタートいたしました。
引き続き掲載するコーナーもあります。
詳しくは、『月刊 人生の目的』サイトをごらんください。
https://value-of-life.com/