【第1回】日々を彩る書道エッセイ 花咲く書道|今月のテーマ「心」
花咲く書道家・永田紗戀(ながたされん)さんの連載が『月刊なぜ生きる』で始まりました♪
今月のテーマにまつわるエッセイと、花咲く書道の描き方を写真付きでご紹介。
見るだけで心に花が咲いたような、気持ちが和らぐコーナーです。
今の「心」に花を咲かせるなら、何色ですか……?
私の作品は「花咲く書道」と呼ばれています。ただ、文字のどこかを花にすること? そうではないのです。
作品はすべて文章から生まれています。
少女時代の私は、思っていることを口にすることが極端に苦手でしたので、集団生活が苦痛でした。
学校から小さな団地に帰ると、言いようもない幸せな気持ちになる、あの心の温度をいまだに恋しく思うこともあります。
居眠りする祖母の隣で分厚い日記帳に、その日にあったことを綴ります。
言葉の中の私は別人のように生き生きしていました。
どちらが本当の私かは、いまだに分かりませんが、これが心のバランスを保つ私の生き方なのです。
書道家として作品を描き出した私は、その文章を短い詩にし、そこからいちばん心にふさわしい漢字を選び出し、自分なりにその文字の形を、詩に合うように、魔法をかけていくような気持ちで、彩るようになりました。
(『月刊なぜ生きる』令和3年12月号より一部抜粋)
エッセイ全文と花咲く書道の描き方は『月刊なぜ生きる』令和3年12月号をごらんください。
『月刊なぜ生きる』令和3年12月号
価格 600円(税込)