【第5回】日々を彩る書道エッセイ 花咲く書道|今月のテーマ「愛」
花咲く書道家・永田紗戀(ながた されん)さんの連載が、『月刊なぜ生きる』令和3年12月号より始まりました♪
永田さんが作品に込めた想いをエッセイで綴ります。
花咲く書道の描き方も写真付きで紹介。気持ちの伝わる「書」が魅力的です。
見るだけで心に花が咲いたような、気持ちが和らぐコーナーです。
娘がまだ2歳の頃、保育園で先生から呼び出されました。
「お友達をたたく回数が多いんです、おうちでどう教育されていますか?」と二人の先生に囲まれて聞かれ「申し訳ございません」。言葉と同時に涙が頰を伝った感覚はいまだに覚えています。
お友達が全員帰宅した静かな部屋に娘が一人。
涙をこらえ、まだ小さな娘を抱き上げ、自転車の前かごにすぽっと乗せました。
小さな背中を眺めながら夜空の帰り道。
働いているからかな、忙しいからかな、あの仕事断ればよかったのかな……。繰り返される葛藤。
「ママ! あ! あ!」
小さな指をたどると夜空に輝く小さな星がありました。ママ、星があるよと私に教えてくれるのです。
自転車を止めて、娘を抱きしめて、星を眺めました。
「きれいだから涙が出ちゃうね」
娘が小さな手で涙を拭ってくれました。
プロフィール
(『月刊なぜ生きる』令和4年4月号より一部抜粋)
永田先生、今月もエッセイありがとうございました♪
情景が浮かび、思わず目頭が熱くなりました。
このあと本誌では、背中を押す温かい言葉がつづられています。
エッセイ全文と花咲く書道の描き方は 『月刊なぜ生きる』令和4年4月号をごらんください。
▼今回の作品はこちら▼
『月刊なぜ生きる』令和4年4月号
価格 600円(税込)