Q孫が不登校になりました。あせらずに待つしかないのでしょうか
A命を犠牲にしてまで、行かなければならない所が、学校ではありません
中学生の孫が、特にはっきりしたきっかけもなく、不登校になり、自分の部へ屋やに引きこもっています。あせらずに待つようにしたらいい、と言われていますが、本当に、待つしかないのでしょうか。
命を犠牲にしてまで、行かなければならない所が、学校ではありません
中学生のお孫さんが、不登校になり引きこもっている。特に明確な理由も見当たらない。ただ待っているだけでいいのか、という不安は、この方だけではなく、不登校の子どもを抱える多くの親や祖父母の悩みだと思います。
確かに、いじめなど理由がはっきりしていれば、学校に訴えていじめを解決してもらうとか、クラス替えの時にいじめの加害者と別のクラスにしてもらうとか、対処の方法はあるように思いますが、「特にはっきりしたきっかけがない」となると、どう対応していいか分かりません。カウンセラーからは「見守りましょう」と言われるが、本当にこのままでいいのか、不安は尽きないと思います。
しかし全く何の理由もなく、不登校になるということは、私はないと思っています。必ず理由はある、ただそれが周囲に見えない、もしかしたら本人自身も気づかない、そういうところにあるのではないかと思います。
その理由というのは、当初はあまり見えないですが、関わっていくうちに少しずつ分かってくることも多いです。あるいは後になって(時には数年後)、本人が語りだす、ということもあります。
私自身の経験から、このような「一見、はっきりしたきっかけがなく不登校になった」場合の、理由について、よくあるパターンを二つ紹介したいと思います。
まず一つめのパターンは、心身の疲れが限度を超して、いわば心身がオーバーヒートを起こして不登校になった、というものです。
(『月刊なぜ生きる』令和6年1月号より)
続きは本誌をごらんください。
『月刊なぜ生きる』令和6年1月号
価格 600円(税込)